あどそ 酒米の田植え2017!
2017/05/05
GWの今日は毎年恒例、黒龍酒造さんの「ありがとうプロジェクト」の田植え@大野 阿難祖地頭方(あどそじとうほう)でした。
「ありがとうプロジェクト」とは?
黒龍特約店有志の会が主催するありがとうプロジェクト。
「ありがとうプロジェクト」は、福井県内の学生や20代の社会人の皆様に、酒米の田植えや稲刈り、お酒造りを学ぶ勉強会にご参加いただき、福井の自然や日本文化の素晴らしさを肌で感じていただきながら、自分たちの手から生まれる「黒龍 あどそ」を、日頃からお世話になっている方にプレゼントして頂く企画です。
「ありがとうプロジェクト」facebookページより
この企画も今年で5年目。
一年目、二年目は田植えに参加させていただきましたが、今年は初めておむすび班でお手伝いをしました(^^)
黒龍酒造さんの試験田を見守り、酒米を育ててくれている農家さんのお母様方と一緒に、参加する皆さんのためのおむすびづくり。
今年は80人分!
私が毎年楽しみなのは、ここの田植えに来るようになって知った「きな粉のおむすび」です。
香りのよい朴葉の若葉に包まれた、きな粉をたっぷりまぶしたおむすび。
「ここらでは農作業はじまるとこれやのー」
「昔っからよぅ食べてたでの。」
と、お母さん達。
朴葉をめくると現れるきな粉のおむすびには、「このきな粉のように黄金色の穂がたわわに実りますように」と豊穣の祈りが込めています。
三角おむすびじゃなくて俵型のときもあって「黄金色の米俵がたくさん積めるほど実りがあるように」でもあるなぁと。
ちゃっちゃっちゃと手早くどんどん握られる、お母さんたちの気持ちの詰まった田植え時のパワーフード。
私たちは一人がほんの一列をキャッキャと時間をかけて楽しく植えさせていただくのですが、それでも汗ばんだり田んぼに足が取られて重かったり、腰が痛くなったり。
その後にいただく「塩むすびにほんのり香ばし&甘いきな粉」のおむすびが身体になんだか嬉しくていくつも食べられそうに思います。
いくら食べてもふくれないお腹だったらいいのに、いくつも食べ続けたい。
(今年の記録は:海苔のおむすび+きな粉おむすび4つ食べた女の子「おなかいっぱい、ヤバイ、でも食べる―!!!」)
農家の奥様方が大きなお鍋で3日前から仕込んでくれた「里芋のころ煮(奥左)」も毎回楽しみな郷土の味です。
田植えの風景も毎年素敵です。
奥から見守ってくれるように居てくれる、雪が残る銀杏峰
毎年必ず転ぶ人が一人はいます(運営側は密かに期待しています (笑))
田植えが終わればみんなでご飯タイム
みんなで外で食べるごはんって、なんでこんなに美味しいんでしょね。
黄金色のおむすびをみんなに食べてもらえて、みんなと食べられて、私も感無量ー☆
今年も笑い声の絶えない楽しい田植えになりました(^^)
さて、この田んぼで育つお米から、黒龍酒造特約店有志の会がお届けする純米大吟醸酒「あどそ」が生まれます。
阿難祖の田んぼの神様、農家の皆さま、もちろん黒龍酒造の皆さま、そしてみんなの「ありがとう」の想いを込めて。
今回も素晴らしいお酒が生まれますように。